PayPayが2024年1月から始まる新しいNISA制度に対応すると発表し話題になっています。
これに伴いPayPay株式会社が提供するキャッシュレス決済サービス「PayPay」内のミニアプリ「PayPay資産運用」において2023年10月1日からNISA口座の開設申し込みが開始します。
登録者数5800万人超のPayPayでNISAが使えるようになるのは大きなニュースです。
「PayPay資産運用」内にはPayPayポイントが運用できるPayPayポイント投資もサービスにあるため、PayPayポイントの運用にもNISAが利用できるようになります。
(ミニアプリ「PayPayポイント運用」は口座開設不要サービスのためNISA利用不可です。PayPayポイントをNISAで運用したい場合は、口座開設が必須になります。)
※PayPayポイント投資とPayPayポイント運用にちがいについて
資産運用をはじめて行うユーザーにも利用しやすい機能やサービス
「PayPay資産運用」は、PayPayアプリ上でPayPay証券の口座開設から資産運用までワンストップで行うことができ、100円から投資信託や株式といった有価証券を購入できます。
購入の際にはPayPayにチャージしたPayPayマネーのほかに「PayPayポイント」も利用することが可能です。
日ごろ利用しているPayPayであれば、投資初心者の人でも資産運用をはじめる1歩が踏み出しやすくなるかもしれません。
取扱い商品もぞくぞく追加予定
2023年10月1日からは、投資信託や米国株のほかに、日本の個別株や上場投資信託(ETF)など80銘柄を新たに追加し、全173銘柄を「PayPay資産運用」で購入できるようになります。
※NISA口座では一部商品を対象外とする可能性があります。詳細が確定次第発表予定。
PayPay資産運用とPayPay証券、両方でNISAが利用できる
PayPayの名前が付く運用可能アプリはキャッシュレス決済アプリPayPay内にあるPayPay資産運用とPayPay証券の5つのアプリがあります。
今回NISA口座を開設すると、PayPay資産運用(キャッシュレス決済の方)でもPayPay証券でも共通のNISA口座を利用することが可能です。
簡単にいうと、共通の大きなサイフができるイメージです。(証券口座が共通)
「PayPay資産運用」で口座開設が完了すると、PayPay証券アプリでの取引も可能になります。発行されるID、パスワードでどのアプリも利用できるようになります。
そのため、たとえばすでにPayPay証券ですでに口座を保有している人が、新たにほかのアプリを通じて口座開設手続きをしようとしてもエラーになるのでご注意ください。(新たに口座開設しなくとも、同一ID、パスワードで利用することが可能)
どう違いがあるのか整理されたわかりやすい図表が公式HPにあるので、こちらもぜひご覧ください。
ポイントだけ抜粋▼
PayPay資産運用(PayPay証券ミニアプリ) | PayPay証券アプリ | |
購入可能金額 | 100円以上1円単位 | 【投資信託】 1,000円以上1,000円単位で取引 【米国株/米国ETF/日本株/日本ETF】 1,000円以上1,000円単位で取引 |
入金方法 | 証券取引口座の預かり金やおいたまま買付による取引は不可。 PayPayマネーを通じた取引のみ。PayPayポイントによる買付も可能。 |
銀行等の金融機関からの振込みのほか、株式等の購入時に当社が指定する金融機関・ 資金移動業者等から自動振替で決済できる「おいたまま買付」サービスも利用可能。 |
PayPayポイント利用 | 〇 | × |
商品 | 取扱い商品一覧 | 取扱い商品一覧 |
PayPay証券でNISAを持つデメリット
PayPay資産運用やPayPay証券でNISAを開設することのデメリットとしては、
- 証券会社と比較すると、商品取り扱い数が少ない
- 手数料が高いものがある
NISA口座の手数料については、SBI証券、楽天証券、松井証券がぞくぞくと国内株の手数料を無料にすることを発表しています。
投資信託は、商品数は少ないものの、厳選された商品がそろっているととらえることも可能なラインナップです。人気商品「eMAXIS Slim」の取扱いもあります。
2023年9月からPayPay資産運用でつみたて投資をすると、PayPay支払額の0.5%が還元されるキャンペーンもあるようです。
10月1日に発表!お得なキャンペーンの詳細
PayPayからキャンペーン詳細が発表されました。ポイントをわかりやすくまとめましたので、ぜひご覧ください。(以下の内容はすべて公式サイトを参照しています)
キャッシュレス決済のPayPayアプリでPayPay資産運用の新規口座開設とNISA口座開設を行うと最大1000ポイントが付与されるという内容です。
・10月1日から新規口座開設受付中(金融機関変更も受付中)
・ポイントの付与は2024年2月1日~(終了日未定)
▶気を付けるポイント
今回のキャンペーンはキャッシュレス決済の「PayPay」アプリから手続きすることが条件になっています。
①~③すべてを満たすと最大1000ポイント付与されます。
流れは下記のようになっています。
①PayPay資産運用からクイズに正解する
↓
②PayPay証券口座開設を完了すると500ポイント(PayPayポイント)をプレゼント
↓
③PayPay資産運用からNISA口座開設を完了すると500ポイント(PayPayポイント)をプレゼント
適用条件としてはクイズに正解することが必須となっています。
そのうえで、新規にPayPay証券口座およびNISA口座開設の申込を行い、口座開設を完了する必要があります。
▶チェックポイント
・キャンペーンコードの登録などは不要。(プログラム期間中にPayPay資産運用から口座開設申込を行うことで自動エントリー)
・PayPayポイントはPayPay証券口座・NISA口座それぞれの口座開設を完了された月の翌月10営業日を目処にPayPayアプリ内で付与
すでにPayPay証券口座を持っている場合
既にPayPay証券口座をお持ちの方でも、NISA口座をお持ちでない場合は【③PayPay資産運用からNISA口座開設を完了すると500ポイント(PayPayポイント)をプレゼント】に参加可能。こちらもクイズに正解することが必須です。
▶気を付けて【PayPay証券アプリですでに口座をお持ちの方】
今回のキャンペーンはキャッシュレス決裁の「PayPay」アプリから手続きすることが必要です。
そのため、NISA口座を開設する場合は下記の手順で行いましょう。
キャッシュレス決裁の「PayPay」を本人確認済みにする
↓
資産運用をタップ
↓
新規口座orログイン画面になるので
PayPay証券ですでに持っているパスワードとIDでログイン
↓
NISAアイコンをタップして手続きをすすめる(クイズは途中で出てくるようです)
PayPay証券アプリからNISA開設手続きをすると、キャンペーンは適用されなくなるのでご注意ください。
すでに他金融機関にNISA口座がある場合
既にPayPay証券口座をお持ちの方で、かつ他金融機関でNISA口座をお持ちの場合は、NISA口座の金融機関をPayPay証券に変更手続きいただき、完了することで【③PayPay資産運用からNISA口座開設を完了すると500ポイント(PayPayポイント)をプレゼント】に参加可能です。
2023年9月30日までに口座開設手続き済みの場合
すでに9月30日までにPayPay証券口座を申込している人は、100ポイント(PayPayポイント)をプレゼント。
当選された方にはPayPayギフトカードが送付され、ご自身で手続きしてPayPayポイントを受け取ります。PayPayポイントの受け取りには有効期限があるようなので注意しましょう。(特典を受け取ってから2ヶ月以内にチャージ)
NISA口座をこれから開設する場合は、【③PayPay資産運用からNISA口座開設を完了すると500ポイント(PayPayポイント)をプレゼント】に参加可能です。
気を付けて!キャンペーン対象外になるケース
キャンペーンプログラム①
PayPay証券口座開設を完了すると500ポイント(PayPayポイント)をプレゼント
キャンペーンプログラム②
PayPay資産運用からNISA口座開設を完了すると500ポイント(PayPayポイント)をプレゼント
キャンペーン対象外となるケースを下記にまとめます。
・申込後、口座開設手続きにかかる時間、および書類不備等で口座開設完了まで至らなかった場合
・PayPay証券アプリでPayPay証券口座開設をされた方も本プログラム①の対象外です(キャッシュレス決裁のPayPayアプリで行う必要があります)
・PayPay証券アプリでNISA口座開設をされた方は本プログラム②の対象外です
・期間中にPayPay証券口座およびNISA口座を解約し、再度口座を開設された場合
・特典の進呈時点でPayPay証券口座およびNISA口座が解約されている場合、または利用停止状態となっている場合
・1月31日時点でPayPay証券口座開設または申込している方は①の対象外です
▶ポイント
口座開設には時間がかかるため、余裕をもって早めに手続きを進めるほうがよさそうですね
まだまだキャンペーン登場予定?!
公式HPには「Coming soon」の文字が・・・。
今後もお得なキャンペーンが登場する予感で楽しみですね。
発表され次第、引き続きこちらでも随時ご紹介させていただきます!
ひろがる新NISA囲い込みの策
1人につき1金融機関でしか開設できない「NISA口座」。
2024年度から新制度となることで、各社さまざまな策を打ち出してきています。
「自分が投資を日常的に取り入れやすいのはどこか」という視点で、どこで開設するかを選ぶことができるとよいですね。