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【不登校の小学生】タブレット教材比較情報
公園でやんちゃなよその子を見たとき、
出かけ先で人前で大声で怒られてもケロッとしている子を見たとき、
うちの子はなんでこんなに敏感なんだろうと思ったことはありませんか?
最近になって広く知られるようになったHSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)。
敏感過ぎる子が小学校でトラブルに遭遇した時、親は何をしてあげられるか、乗り越える方法についてお話ししたいと思います。
この記事でわかること
- そもそもHSCとは?HSCに当てはまる4つの特徴
- HSCの子は不登校になりやすい?
- HSCの子が不登校を乗り越える対処法
【小学生の不登校】そもそも子供のHSCって?
HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド/Highly Sensitive Child)とは、日本語では「ひといちばい敏感な子」と紹介されています。
アメリカの心理学者のアーロン博士が提唱した心理学の言葉で、生まれながらに“感情に対する繊細さ”と“刺激に対する敏感さ”を持つ人のことをさします。
生まれ持った気質であり病気や障がいではありません。
診断名でもないため、医療機関でHSCと診断されることはありません。
5人に1人の割合で存在すると言われ、人種や性別に関係なく実は多くの人が持っている性質です。
HSCは大人になるとHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン/Highly Sensitive Person)と呼び名は変わりますが、気質は変わりません。
また、HSCの子は「ひといちばい敏感」と言われますので、内向的と思われがちですが、必ずしもそうではありません。
HSCの中でも外交的なタイプが3割といわれています。
内向的な7割の人も、刺激から身を守る手段として内向的になったと考えられます。
外交的な3割の人は安心できる環境で育った結果「人の集団は安全だ」と学んだ子や、親から外交的になるよう訓練を受けた子でした。
HSCは生まれ持った気質とはいえ、親のかかわり方次第で困りごとの度合いを減らすことができます。
HSCの気質は変えられないが、親の関わり方次第で困りごとは減らせる
【小学生の不登校】HSCに当てはまる4つの特徴
心理学者アーロン博士の提唱するHSCの4つの特徴(属性)は以下の通りです。
HSC 4つの特徴
- 深く処理する
- 過剰に刺激を受けやすい
- 全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い
- ささいな刺激を察知する
参照:エイレン・N・アーロン著「ひといちばい敏感な子(明橋大二訳)」1万年堂出版,2015年
この4つの特徴をHSCは必ず備えていて、4つの内1つでも当てはまらないものがあれば、その子はHSCではないとアーロン博士は言いきっています。
それでは、それぞれの特徴について詳しくみていきましょう。
HSC特徴①深く処理する
HSCの子は「優柔不断」と言われがちです。
行動を起こすまでの間、HSCの子は頭の中で様々なパターンを想定しています。
どれが最適か、どれが最悪の事態を招かなくて済むのか、と慎重に考えているために決断するまで時間がかかってしまうのです。
その慎重さ故に「臆病」や「引っ込み思案」と思われてしまうことも多いようです。
一方でユーモアのセンスがあったり、年齢の割に大人びたことを言い大人を驚かせることもあります。
HSC特徴②過剰に刺激を受けやすい
出かけてすぐに「もう帰りたい」と言われたり、実際にグッタリしてしまい困ったことはありませんか?
楽しいお出かけも、本人が楽しんでいる、いないに関わらず疲れてしまうのもHSCの特徴です。
HSCは気温や周囲の音、人の多さなど全てが強い刺激となります。
刺激となるのは他人だけではありません。
自分の着ている服の肌触り、タグ、サイズの合わない靴、手足についた汚れにまでも過剰に刺激を受けるのです。
痛みに弱い子も多くなります。
興奮した日はなかなか寝付くことができない、サプライズが苦手、注目されると実力が出せない、などの影響も出てしまいます。
HSC特徴③全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い
HSCが強く反応するのは物事に対してだけではありません。
感情にも敏感なため怒りんぼ、泣き虫、怖がりと言われてしまいがちです。
ネガティブな感情だけでなくポジティブな感情にも強く反応します。
また自分の感情だけでなく周りの人の感情にも強く反応してしまうため、悲しんでいる本人以上に悲しい気持ちに支配されてしまいます。
HSC特徴④ささいな刺激を察知する
他の人が気が付きもしないような小さな物音が気になる、
かすかな匂いに気が付き実際に気分が悪くなってしまう、
わずかな味の違いでいつもの食事が食べられなくなってしまうなど、
他の人が見過ごしてしまうようなちょっとしたことがHSCはとても気になってしまいます。
HSCの子は上記4つの特徴すべてに当てはまる
【小学生の不登校】HSCの特性を持つ子は不登校になりやすい?
HSCの4つの特徴は学校生活と相性が良くないことは容易に想像できます。
HSCの特性を持つ子は、人が多い環境は苦手なことが多いです。
クラス替え、担任が変わる、転校転入、席替えも負担になりがちです。
学校行事もその内容は多岐にわたり、日常とは全く異なる刺激を受けることになります。
クラスでは先生が子供を指導することは日常茶飯事です。
怒られた子の悲しい気持ちを、その子以上に非常に悲しく感じてしまいます。
共感力が高すぎるため、まるで全て自分のことのように苦痛に感じます。
被害妄想のように想像を膨らませて、「自分も怒られるかも」と恐怖を感じてしまう子も少なくなりません。
もちろん、HSCだからといって必ず不登校になるわけではありませんが、
HSCの特性を持つ子にとっては、学校生活はストレスや不安、疲労を感じやすい環境であるということを理解しておきましょう。
HSCの子にとって学校はストレスや不安を感じやすい環境
【小学生の不登校】HSCが原因で不登校に…親はどう対応すべき?
もし、我が子がHSCが原因で不登校になった場合、親はどのような対応をすべきなのでしょうか。
まず第一に、担任の先生を含む学校側に事情を説明し今の我が子の困りごとを共有しましょう。
担任の先生、保健室の先生、スクールカウンセラーなど、相談しやすい相手で構いません。
もしかしたら、相手がHSCという言葉自体を知らない場合もあるかもしれません。
日本で広く知られるようになったのはここ数年のことです。
ただ、相手がHSCという言葉を知っているかどうかは問題ではありません。
我が子の特性を理解していただけるかが重要です。
具体的にどんなことで困っているのかを伝え、お互いに可能な対処法を模索できる関係となれればいいですね。
実は私も、スクールカウンセラーの先生に指摘されるまでうちの子がHSCの特性があると気が付けませんでした。
正確には「HSC」と言われたわけではなく「お母さんが思っている以上に繊細な子」と言われました。
そして子供の「つらい」はお母さんの想像の何倍ものつらさだと教えてくれました。
他にも専門家に頼る大きなメリットは、プロの目線から子供のフォローをしてもらえることです。
HSCの子は自己肯定感が低くなりがちです。
親が自己肯定感アップを意識することは大切な事ですが、焦りや不安からうまく子供をフォローするのは難しい時もあります。
そこはプロを頼りましょう。
第三者の視点から「HSCは悪いことではない」と正しい認識を伝えてもらえる環境を作ることは、親も子も大きな精神的支えになることでしょう。
まずは我が子の困りごとを学校側と共有しましょう
【小学生の不登校】HSCの子が不登校を乗り越える3つの方法
HSCだけを不登校の原因にしていても何も解決しません。
ここからはHSCの子が不登校を乗り越える3つの方法をお伝えします。
対処法①HSCについて正しい理解をもつ
子供がHSC気質で不登校になったとき、まずはHSCに正しい理解を持ちましょう。
特に親がHSPではない場合、HSCをなかなか理解してあげられません。
親がHSPであれば理解はしやすいですが、どこにどの程度敏感さを感じるのかは人それぞれ違うということを認識しましょう。
一口にHSCと言っても内向的なタイプと外交的なタイプがいるように、困りごととその程度は人それぞれ異なります。
自分の感覚で子供を否定しないよう注意する必要があります。
HSPではない親にとっては何でもないことでも、HSCの子にとっては大きな困りごとであるかもしれません。
対処法②自己肯定感を高める
不登校になったとき、HSCでなくても子供の自己肯定感は低くなりがちですが、
周囲の様子を敏感に感じ取るHSCの子はよりネガティブな思考に陥るでしょう。
まずは、子供がネガティブな感情を吐き出せる環境を作りましょう。
小学校に行けない我が子を否定しないことが大前提です。
親が受け止める心のゆとりをまだ持てない場合や、子が親に気をつかってネガティブな感情を出せない場合は、専門家などの第三者に定期的にガス抜きをしてもらうのもいいでしょう。
親も子も、負の感情を吐き出せる場所があるというのは大切なことです。
また、HSCの子は負の感情をうまく出せないこともあります。
褒められるのが苦手な子でなければ、たくさん褒めてあげましょう。
抱きしめられるのが苦手な子でなければ、たくさん抱きしめてあげましょう。
その子に合った方法で「あなたのことを想っているよ」という気持ちを伝え続けましょう。
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対処法③HSCを強みにする
ネガティブな印象になりがちな「繊細過ぎる」というHSCの特性は、うまく生かすと強みになります。
感情豊かな特性から、芸術的なセンスに長けている人も多いようです。
絵や音楽で表現することが出来たら、繊細さは強みになります。
また、夢中になれるものがあれば多少苦手なことも我慢できる、というHSCの子も多いようです。
水泳、書道、ピアノ、絵画、ボルタリング、プログラミングなど一人で取り組む習い事はHSCの子におススメです。
子供が興味のある分野はありましたか?
子供が好きなことなら、なんでも良いです。
「好きなこと」は、不登校を乗り越えるための強い味方になってくれるはずです。
人は足りないところに目が行く生き物なので、子供の出来ないところばかり気になりがちです。
見方を変えて、HSCを個性として伸ばしてあげられるよう心がけていきましょう。
HSCがその子の強みになれば、不登校という問題も解決しやすくなりますよ。
HSCだからこそできることに目を向けましょう
まとめ
いかがでしたか?
HSCの強い共感性は「人の気持ちを思い図ることのできる優しい人」です。
ささいな違いに気が付ける特性や思慮深さは、仕事などでも役立つことも多いでしょう。
HSCは間違いなく強みに変えられる特性なのです。
まずは周りのサポートを得ながら我が子の困りごとを減らし、HSCを子供の強みにしていきましょう。
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