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【不登校の小学生】タブレット教材比較情報
我が子が突然「学校に行きたくない…」と言い出した時。
真っ先に聞いたことは、「なんで?学校で何かあったの?」でした。
親としてまず気になるのは、学校に行きたくない原因ですね。
当時、なかなか原因を言いたがらない子供にしつこく聞いてしまった経験があります。
この記事では、小学生の不登校の原因について文部科学省の最新データを元にまとめています。
実際に筆者の子供が不登校になった原因と、再登校に至るまでの対処法についても詳しく紹介しています。
この記事でわかること
- 小学生が不登校になる代表的な原因(文部科学省が公開している最新データを参考)
- 我が子が不登校になった原因とその対処法体験談
【小学生の不登校】よくある原因について(文部科学省調べ)
我が子が不登校になったとき、まず気になるのが不登校の原因ですね。
まず思い浮かぶのが、友人関係のトラブルを始めとした学校に関する原因ですが、実際のデータをみてみましょう。
文部科学省が公開している統計データ(※政府統計の総合窓口(e-Stat)のホームページへリンク)から小学生の不登校の原因をグラフ化してみました。
これは2021年度の最新データをグラフ化したのですが、ダントツの原因は「無気力、不安」なんですね。
このデータを見たとき、自分の認識と大きく違っていたため、驚きました。
学校に関することで何か嫌な体験、不安な体験をして不登校になる、というパターンが最多だと考えていました。
最も多い「無気力、不安」が原因の不登校児は、本人にも学校に行きたくない明確な原因がわからないため、不登校が長期化しやすい傾向にあるそうです。
不登校=学校に原因があるとは限らない、むしろ本人に係る原因が最多
また、次に多い不登校の原因は、「親子の関わり方」。
不登校の原因で真っ先に思い浮かんだ「いじめ」は、全体のわずか0.3%でした。
しかしながら、この0.3%の「いじめ」にフォーカスしてみると、意外な事実もわかりました。
いじめが起きやすい学年は?学年別いじめの認知件数
文部科学省が開示している統計データ(令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果概要 )から、小学生の学年別いじめ認知件数をグラフ化してみました。
このグラフを見てわかるように、小学校のいじめ認知件数は低学年で最も多く、学年が上がるごとに低下しています。
後で詳しく書いていますが、長女の不登校になったのは小学校1年生のとき。
きっかけはお友達からの無視でした。
このグラフを見てわかるように、小学1年生~3年生の低学年時期が、最もいじめが起きやすい学年なんです。
低学年ほど、やっていいこと・いけないことの判別がまだ難しく、いじめの認知件数も多いのでしょうね。
低学年ほどいじめの認知件数が多い(特に小学1年生、2年生)
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【不登校の小学生】タブレット教材比較情報
【小学生の不登校】我が子が不登校になった原因は…
ここまで小学生の不登校のよくある原因を紹介してきましたが…
我が子の場合、最初の不登校は「1人のお友達からの無視」がきっかけでした。
同じ登校班でクラスも同じ、放課後もしょっちゅう遊んでいた仲良しの女の子が、ある日を境に全く口を聞いてくれなくなったそうです。
登下校時、クラス内でも長女が話しかけると返事をせず逃げていく、でも他のお友達とは楽しそうに話している。
当時小学1年生。
初めての経験に、どうすれば良いのか本人も相当戸惑ったのだと思います。
不登校になる前の前兆
まず不登校になる前に起きたのは家での異変。
「宿題しない!」「あれいや!」「これいや!」と家族に当たり散らしながら怒りまくっていました。
ちょっとしたことですぐ怒るので、
なんて思っていました。
徐々に身体の異変が現れる
家での異変を感じてから数日と経たないうちに、朝起きると腹痛や吐き気の症状を訴えることが度々あり、
登校班の集合場所まで行ってもまた「お腹が痛い」「気持ち悪い」と言って、自宅に戻ってくるようになりました。
この頃は腹痛や吐き気が治まるのを待ち、遅刻して母子登校する日が増えていきました。
もちろん学校に行きたくない理由については何度も聞きましたが、
返ってくる答えはいつも
もともと、そんなに勉強が好きではないことは知っていたので、
と、子供の言葉通りに行しぶりの原因を解釈していました。
担任の先生に聞いても、特段変わったことはなく、心当たりもない。
勉強についていけていない様子もない。
ただ、給食をよく残すようになったと聞いていました。
学校に入れず完全な不登校になったとき
登校班の集合場所に行けなくなって約1週間後には、私と一緒に教室まで行っても入れず引き返したり、小学校の門を通ると気持ち悪くなってうずくまるようになりました。
この頃は、気持ち悪くなる吐き気の症状が目立っていました。
でも、学校をお休みすることが決まると、次第に症状は落ち着いていきます。
そのため朝は真っ青で本当に具合が悪そうなのですが、学校にお休みの連絡をすると、徐々に元気が戻り食欲も湧いてきます。
家に帰ると元気に、楽しそうに過ごすのです。
当時私はコロナ禍のため仕事はリモート(在宅)でしたが、フルタイム勤務。
登校に付き添っても教室に入れず帰宅することがほとんど、
家に帰ってからは勉強のフォローやお昼ごはんの準備などに追われ、自宅で楽しそうに過ごす長女を見ると、
とイライラが募っていました。
実際のところ、不登校のきっかけは、勉強ではなくお友達との関係だったのですが、当時は長女の真意を汲み取ることができませんでした。
よく、いじめアンケートに「勉強に集中できない、勉強を嫌がるようになった」というチェック項目がありますが、まさにその通り。
お友達からの無視が続いている間は勉強に集中できない様子で、宿題に何時間もかかったり、文字も書きなぐったようにぐちゃぐちゃでした。
急に勉強を嫌がるようになった場合、背景にはいじめなどの友人関係の悩みが潜んでいることも
無理に登校させたところ、食欲と睡眠に影響が…
母子登校が当たり前になり、学校まで行っても引き返す日の方が多くなってきた頃。
私も焦りと不安が大きくなっていきました。
まだ1年生なのに、このまま6年間不登校になるんじゃ…
勉強も皆についていけなくなるかも…
無理矢理にでも教室まで連れて行った方がいいのかな…
そんな不安から主人と今後の長女への対応について話し、明日こそは遅刻せず1日登校させてみよう!と半ば強引に教室まで連れて行った日がありました。
すると給食も一口二口が精一杯だったようで、帰宅後も夕食をほとんど食べず、
夜には
と泣きながら眠れなくなってしまったのです。
この姿を見て、このままじゃ学校に行くどころか体調を崩してしまう、暫く休ませるべきだと判断しました。
ご飯が食べれない、眠れないほどに学校に行くことが不安なら、まずはしっかりお休みしようと伝えると、安心して眠りにつきました。
翌日からは徐々に食事量も増え、1週間もすればいつもの長女に戻っていました。
しかし、「明日は学校どうする?」と聞くと、途端に真っ青になって「無理!気持ち悪くなる!」と取り乱してしまいます。
その取り乱す様子は尋常じゃなく…
ここで無理をさせたら心身を壊してしまうかもしれない、そう感じた私は主人と相談し暫く学校をお休みすることに決めました。
暫く学校をお休みできるとわかった長女は、とても安心した様子でした。
その後、心が安定した様子を確認したのち、学校をお休みする間の「お家時間割」を長女と一緒に作ってみました。
我が家のお家時間割
- 起床時間は登校する日と同じ6時30分までに起きる
- 妹の登園に一緒に行き、ついでに30分程お散歩する
- 午前中は国語・算数をタブレット教材で学習、余った時間は音楽・図工・体育の中から自由に選択(午前中は私も仕事に集中)
- 午後は自由時間、youtubeやswitchもOK
- 妹のお迎えは一緒に歩いて行く
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この時間割をゆるく守りつつ、長女の様子を見守ることにしたのです。
食欲や睡眠に影響が出ているときは、無理に登校を促さない
不登校の原因を打ち明けてくれたのは、お休みした約1ヵ月の間
不登校の本当の原因を打ち明けてくれたのは小学校に行かなくていい、とお休みした1ヵ月の間でした。
きっとしばらく学校に行かなくて良いという安心感から、本心を話せたのだと思います。
本当の原因がわかったとき、やっと話してくれたとの安堵もありましたが、私はこれまでの言動を猛省しました。
「勉強が嫌なくらいで学校行きたくないなんて、これからどうするの!」なんて、
子供の言葉通りに受け取って、不登校のイライラを子供にぶつけたことも多々あったからです。
学校を休み初めて5週間、再登校へ向けて動き出す
学校をお休みすること5週目。
週に一回、放課後に学校へプリントや時間割などを取りに行っていたのですが、その中に入っていたクラスのお友達からのお手紙を見て、
と言い出したのです。
これは再登校のチャンスだ!と、具体的に動き出すことにしました。
ただ、これまで何度も登校を焦っては失敗していたので、事前に再登校までのプロセスを組んでみました。
再登校までのプロセス
- 朝登校できる準備をした上でランドセルを持って学校まで行く。気持ち悪くなったら引き返してOK(重要)。
- まずはいつも通り門まで、翌日は靴箱まで、翌々日は不登校児専用の教室まで…と登校する場所をステップアップする。
- 教室まで行けるようになった段階で、いつでも気持ち悪くなったらお迎えに行く(重要)、と伝えまずは午前中だけ登校する。
- 1週間午前中の登校ができたら、給食まで、5時間目まで…と登校時間を伸ばしていく。
まずは1のランドセルを背負って学校まで行くことから。
最初のうちは門まで、次は運動場まで…と長女の様子をみながら、少しずつステップアップしていきました。
そんなある日、子供の小学校に設置されている不登校児専用の教室があるのですが、
一緒に廊下から様子をみたところ、長女が安心できる雰囲気だったようで。
家に帰ると、
と、言ってくれたのです。
「教室で気持ちが悪くなっても、あそこ(不登校児専用の教室)に行けばいい」
と、逃げ場が確保できたことが長女の安心材料として大きかったと思います。
また、気持ち悪くなったらいつでも迎えにくる、と伝えていたことも、長女はとても安心できたようです。
いつでも安心できる場所に行ける、というのが長女の再登校において重要でした。
気持ち悪くなったらどうしよう→不登校児専用の教室がある→最終的に家に帰る選択肢もある、と安心材料を予め伝えておく
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3ヵ月かけて最終目標であるクラスの教室へ
長女が不登校のきっかけとなった出来事はお友達からの無視でしたが、担任の先生は相手の子にも事実確認をした上で、しっかりと注意をしてくれていたそうです。
当時の担任は学年主任でもあるベテランの先生。
女子の友人トラブルには慣れていたようで、1年生のうちはしっかり注意し積極的に子供たちの中に入って見守ることで無視などのいじめは解決しやすいと教えてくれました。
長女に対しても、先生から無視のことをきちんと注意して、そのお友達が謝りたいと言っていること、今後は先生がしっかり見守っているから安心して大丈夫、ということを伝えてくれました。
その結果、不登校が始まって約3ヵ月後には毎日自分のクラスまで登校し、授業が受けられるようになりました。
不登校のきっかけはお友達からの無視だったけれど…
長女が初めて不登校になったきっかけは、お友達からの無視だったとお話しましたが、
当時は「不登校の原因=全て学校(無視)にある」と思っていました。
しかしその後、学校での問題(お友達からの無視)が解決しても、度々行きしぶりや不登校がみられました。
私はその度、また学校で何かあったんだと子供に不登校の原因をしつこく聞いていましたが、はっきりとした原因があることもあれば、本人も原因がわからないことも。
原因がわからないとなると、親としてもどう対応して良いのかわからず、私は本に助けを求めました。
かと言って、長女も一緒に行こうと言うと自分のことを話されるのを嫌がり行きたがらなかったため、本などの情報が頼りでした。
結果的に、不登校に関する本や、不登校訪問支援カウンセラーの資格勉強を通して、
長女の場合無視だけが全ての原因ではない、と考えるようになりました。
長女はもともと、人の気持ちに敏感で繊細なタイプ。
最近よく耳にするようになったHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)の特徴にもよく当てはまります。
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例えばクラスの誰かが先生に注意されている場面では、自分が怒られているような感覚になるそうです。
つまり、長女の場合はですが、原因のひとつに本人の繊細な性格というベースもあったと考えています。
また、私自身の長女への対応も一因だったと考えています。
いつも、「明日の準備した?」「宿題終わった?」「〇〇は?」…と先回りして子供が失敗しないようにしていました。
そのため、ちょっと不安なことがあるとお母さん一緒にきて、がしょっちゅうでした。
子供が困難に直面したとき、すぐに手を貸してしまっていたんですね。
こんな感じで、子供に考えさせることなく失敗しない答えを教えてしまっていました。
その結果、困難に直面したとき母子分離不安を強く感じるようになったのだと考えています。
ただ、この3つは大きな原因であって、小さな原因は他にもたくさんあるのではと思います。
例えば、ちょっと算数が難しくなったとか、発表会が嫌だとか、体育で苦手な授業があるとか・・・
また、これらの原因はあくまで私が考えたこと。
本当は全く違う原因やきっかけがあるかもしれません。
結果、長女が不登校を繰り返すうちに、「原因を求めることは本当に必要なのだろうか?」と考えるようになりました。
原因がわかったとして、親がその原因を取り除く手助けを毎回やっていては、余計に不登校になりやすいベース(母子分離不安)が作られるし、本人の成功体験、失敗体験も積めません。
ということは、原因がわかってもわからなくても、私がやるべきことは同じ。
長女が心から安心できる居場所(家)を守り、あれこれ口を出さずにそっとサポートすることだ、そんな考えに辿り着きました。
不登校の原因を求めてもやるべきことは変わらない。ならば不登校の原因を求める必要はない。
【小学生の不登校】不登校に関する正しい知識を身に付けることが重要
さて、ここまで我が子を含む不登校の原因についてお話してきました。
長女が初めて不登校になった当初と今では、私が考える不登校の原因や対処法は全く違います。
それは不登校に関する本を読んだり、『不登校訪問支援カウンセラー』の勉強をしたことで、根本的な原因と向き合えるようになりました。(※最後に私が参考にした本や教材を紹介しています。)
当時(小学1年生)
- 不登校の原因=学校での無視
- 対処法=原因(お友達からの無視)を取り除くこと
現在(小学3年生)
- 不登校の原因=ベースにあるのは長女の性格と親の過干渉と予想、他にも原因は複数あって本当のところは誰にもわからない
- 対処法=学校に行きたくない原因を過度に聞かない、原因を求めない、できる限り自分で選択させ行動させる、親が時間と心の余裕を持つ
※あくまで私が考えた長女の場合の原因と対処法です。どんなお子さんにも当てはまる対処法ではありません。
不登校になる度、原因探しに躍起になっていた私ですが、子供に原因を聞くことを辞め、自主性を尊重する(あれこれ口を出さずに見守る)ことを続けていくうちに、登校への行しぶりは確実に減りました。
今でも「明日学校嫌だな~」と言うことはありますが、「そうだよね、毎日よく頑張ってるよね」と原因をあれこれ聞かずに、前向きな言葉、子供の気持ちを肯定する言葉をかけるようにしています。
私は我が子の不登校を通して、まずは子供の最大の味方である親御さんが、不登校に関する正しい知識を身に付けることが、不登校を解決する第一歩だと感じました。
不登校を学ぶ前の私は、不登校の状況を客観的に見ることができず、
例えば長女が学校を休んでYouTubeを延々と見ていた時、「学校休んで1日中YouTubeなんて!」と注意ばかりしていました。
でも、ある本に「不登校や引きこもりの子がゲームやYouTubeに熱中するのは、辛い現実から逃げたいから」と書いてありました。
こんな風に、本や教材を通して不登校を学ぶことで、子供の立場になって冷静に物事を見ることができるんです。
我が家の不登校問題はまだ現在進行形。
でも、今は笑顔で不登校を受け入れることができるようになりました。
以下に私が読んだおすすめの本や教材、サイトを載せていますので、宜しければ参考にしてください。
小学生の不登校でお悩みの親御さん、お子さんの手助けになれば嬉しい限りです。
▼不登校に関するおすすめの本
▼不登校訪問支援カウンセラー
▼文部科学省不登校に関する統計データ
文部科学省/児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査
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